「iPhone 8」、背面に3Dレーザーシステム搭載か--AR強化へ

Gordon Gottsegen (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2017年07月14日 09時32分

 Appleが、次期「iPhone」(「iPhone 8」とされる)のAR(拡張現実)を強化するための3Dレーザーシステムに取り組んでいるという。Fast Companyが報じた。

 Appleは次期iPhoneについて明らかにしていないが、何らかの形でARに対応することはほぼ間違いないと言えそうだ。6月に開催された年次開発者会議WWDCでは、「ARKit」を発表した。ARを利用して仮想オブジェクトを現実世界に重ね合わせるための開発者向けソフトウェアだ。

 AppleやGoogleといった企業がARシステムをスマートフォンに搭載しようと競い合っている。Googleは、「ZenFone AR」などのスマートフォンに「Tango」ソフトウェアを搭載している。Appleは、iPhone 8で初めてAR分野に進出することになるが、最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は、ARは「非常に大きい」として、ARKitソフトウェアによってAppleの製品は一夜にして最大規模のARプラットフォームになると述べていた。

 iPhoneの3Dレーザーシステムは、スマートフォンの背面に搭載され、深度認識を向上させるとされている。レーザーによって、スマートフォンの周囲環境のマッピングがより正確になり、仮想オブジェクトをそれらしく現実世界に配置できるようになる可能性がある。レーザーはスマートフォンのカメラにも見受けられ、素早いオートフォーカスを可能にする。Fast Companyの記事で言及されている情報筋らによると、レーザー技術はiPhone 8に搭載される可能性が高いが、2018年以降のiPhoneに初めて搭載される可能性もあるという。

 次期iPhoneの前面カメラにも何らかの3Dセンサ技術が搭載されるとの報道もある。この技術によって、顔認識機能が向上するかもしれない。しかしFast Companyは、iPhone 8の顔認識機能がソフトウェアの問題に見舞われており、遅れが発生する可能性があるとも報じている。前面と背面のどちらの3Dセンサについても、Appleによる確認はとれていない。

Apple AR
提供:James Martin/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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