「Googleマップ」、自分がいる場所をリアルタイムで共有可能に

Stephanie Condon (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2017年03月23日 07時31分

 Googleは米国時間3月22日、「Googleマップ」の新機能を発表した。現在位置や、特定の目的地に向かっている場合はあとどれくらいで到達するかを、選択した他のユーザーに共有することができるという。

 この新機能は世界中で「まもなく」提供されると、Googleはブログ記事で明らかにしている。

 サイドメニューに行くか、自分の現在位置を表す青色の点をタップすると、「share location」(現在地の共有)が選択できる。共有するユーザーと、どれだけの時間この情報を共有するかが選択可能だ。特定の目的地にこれから向かおうとしている場合は、「share trip」(道程の共有)を選択すれば、共有相手は自分がどこまで来たか、いつ到着する予定かを追跡することができる。

Googleマップに追加された、現在地の共有機能 Googleマップに追加された、現在地の共有機能
提供:Google

 現在位置を共有している間は、共有中であることがわかるようにアプリ上にアイコンが表示される。「Android」版と「iOS」版の両方のGoogleマップにこの機能が追加される予定で、共有相手は自分のスマートフォンやデスクトップのGoogleマップでユーザーの現在位置を確認することができる。

 Googleはブラジルのサンパウロで開催したイベントで、この位置共有機能のほかにも複数の製品アップデートを発表した。同社のインスタントメッセージアプリ「Allo」では、Androidユーザーがドキュメントなどのファイルを共有できるようになり、ブラジルのAlloユーザーは、ポルトガル語版の「Smart Smiley」機能が利用できるようになった。一方、「Duo」という新しいビデオ通話サービスには、音声のみの通話機能が追加された。この機能はブラジルで既に利用可能で、今後数日のうちに他の地域にも提供される予定だ。

 検索機能にも変更が加えられ、一部の組織は独自のコンテンツを検索結果に直接掲載できるようになる。具体的には、米国とブラジルでは、美術館、スポーツチーム、スポーツリーグ、映画を検索すると、アプリケーションプロセスを実行済みの関連組織やユーザーからのコンテンツが直接表示される可能性がある。この機能は、ブラジルのミュージシャンにも提供されている。

 さらにGoogleは、「Googleフォト」の新機能も発表した。接続速度が低い場合にこれまでよりも容易に写真や動画が共有できるという。

 

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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