フィリップス ライティング ジャパンは2月21日、光を介して情報伝達ができる「可視光通信」を用いた、屋内位置情報システムを、3月7~10日に東京ビッグサイトで開催する「ライティング・フェア2017」で公開すると発表した。
屋内位置情報システムは「インドアポジショニングシステム(IPS)」と呼ばれ、すでに仏の小売店「カルフール」などに導入されているもの。専用アプリをスマートフォンにインストールし、IPS用照明器具から発信された信号をスマートフォン搭載カメラが受信することで、数十センチの高精度で位置情報、方位情報を取得することが可能。これにより探している商品までの店内経路案内、現在位置近くの食材を使った料理のレシピ案内、お買い得情報などの買い物体験が可能になるという。
屋外においては、GPSが普及し活用されているが、屋内における位置情報システムが、量販店や交通機関、工場、倉庫などで広く求められているとのこと。導入している小売店では、新たな買い物体験と電力コストの削減を実現している。
フィリップス ライティングでは、日本国内のパートナーとの協業、実証実験の実施により、日本市場への普及に取り組むとしている。
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