「iOS 8」で大幅拡充されるカメラAPI

Lexy Savvides (Special to CNET News) 翻訳校正: 中村智恵子 福岡洋一 (ガリレオ)2014年06月23日 11時29分

 iOSでのモバイル撮影能力を高めたいユーザーや開発者にとっては、カメラのコントロールが制限されていることが不満の種となっている。デフォルトのカメラアプリケーションで設定できる項目はごく限られていて、目に見えるオプションとして用意されているのは、HDRのトグルとAE/AFロックのみだ。

 「iOS 8」の登場をもってそれが変わる予定だと、Appleは年次開発者会議WWDCの基調講演で簡潔に言及していた。カメラを手動でコントロールすることがAPIを通じて可能になるので、開発者はこれまで以上に多くの機能にアクセスできるようになる。

 AnandTechはカメラAPIのいくつかを検討し、撮影時のほぼすべてのパラメーターがアクセス可能になると報じている。ISO感度、シャッタースピード、ホワイトバランス、露出補正、フォーカスがすべて公開され、アプリ製作者はこれまで以上に多くのコントロールを柔軟に利用できるようになる。


提供:Screenshot by Lexy Savvides/CNET

 カメラAPIに関するドキュメントは、露出補正、シャッタースピード、ISO感度のそれぞれについてのブラケット撮影機能にも言及している。ブラケット撮影は、同じ被写体をそれぞれ異なる特定の露出値で素早く続けて撮影する便利な機能だ。

 Appleはホワイトバランスを手動で変更できる、グレーカード調整機能も公開している。「AVCaptureDevice」APIの概要説明に記されているように、カメラは撮影場面の赤、緑、青のレベルを読み込んでニュートラルなポイントを計算し、ホワイトバランスを決定する。


提供:Sarah Tew/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]