Foxconn会長、「iPhoneの需要に製造が追いつかない」と発言--Reuters報道

Don Reisinger (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 長谷睦2012年11月08日 10時05分

 Foxconn(鴻海精密工業)の郭台銘会長は現地時間11月7日、同社はAppleが望むほどの速いペースで「iPhone」を量産できていないと報道陣に対して語った。

 Reutersによると、郭氏は「iPhoneの製造は簡単ではない」として、「われわれは膨大な需要を満たせないでいる」と述べたという。

 Appleは現在も「iPhone 5」「iPhone 4S」「iPhone 4」の3モデルを販売しており、郭氏は具体的にどのiPhoneの製造が困難なのか明らかにしなかったが、最新モデルであるiPhone 5について話していた可能性が高い。

 10月にはFoxconnの幹部が匿名でThe Wall Street Journalのインタビューに応じ、その中でiPhone 5の製造は「非常に複雑」で、供給上の問題を引き起こしていると語った。この幹部はさらに同端末について、「Foxconnでこれまでに組み立てた中で最も難しい製品」だと述べていた。

 iPhone 5は1つ前のモデルであるiPhone 4Sより薄型で縦に長い。また、4G LTEのサポートや小型化された新たな「Lightning」ポートなど多数の改良が施されている。つまりFoxconnの従業員は、多くの部品をますます小さくなる箱の中に組み込んでいるわけだ。

 こうした製造の遅れにAppleが満足しているはずはない。本記事執筆時点で、同社の主力端末であるiPhone 5は注文から出荷まで3~4週間かかる予定になっている。米通信事業者の店舗で購入する顧客も、出荷まで待たされる時間はほぼ同じだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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