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アップルのLala買収で「iTunes」が向かう先--Lala創設者の役割とは - (page 3)
仮にAppleがそうした計画の準備を進めているのであれば、それは音楽業界にぴったりと適合するだろう。4大レーベルの関係者の多くは、保護されていない音楽ファイルを長い間不快に感じている。大手レコード会社は、音楽がコピーや共有から守られるフォーマットを好んでいる。さらに、レーベルの幹部陣は、個々の楽曲の販売は利幅が小さく成長できないモデルであるため良いビジネスではない、と述べてきた。Nguyen氏のアイデアは音楽レーベルの多くの関係者、特に同社に2000万ドルを投資したWarner Music Groupの人々にとって魅力的だった。
Warnerは5月、Lalaへの投資額のうち、約1100万ドルを評価損として計上せざるをえないと発表した。
筆者が話を聞いた何人かの音楽業界幹部は、音楽を購入する人が購入した楽曲を一生楽しめるチャンスに飛びつく世界を思い描いている、と述べた。音楽が大企業のサーバ上に保管される世界では、消費者はハードドライブの故障や音楽プレーヤーの紛失によって楽曲ライブラリを失うことを少しも心配する必要がない。
もちろん、消費者はこうした一生有効な所有権とクラウドベースのサービスに対して、割増料金を支払うことになる可能性が高い。しかし、一般ユーザーはそうしたサービスに対する準備ができている、と多くの業界人は感じている。
どうやら、Nguyen氏はiTunesにおいて、こうしたビジョンの設計者となる可能性があるようだ。
Lalaには足りないところがあるとはいえ、最も成功したテクノロジ企業であるGoogleとAppleをひきつけるほど良いものを作り出した。それだけでも、悪い経歴ではない。
そして、8500万ドルという買収額を見れば、Nguyen氏は、打撃を受けているデジタル音楽分野において、少なくともこの1年間では群を抜いて最高の出口戦略を遂行した。
Nguyen氏については、ほかにも心に留めておくべきことがある。同氏は、落ちてもすぐに元の体勢に戻り、たいていは次の大きな波に乗り遅れない、ということだ。Nguyen氏には次の大技を期待したい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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