[レビュー]iPodの本流--ユーザーインターフェースを一新したアップル「iPod classic」

Apple
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内容:人気のiPodファミリーのラインアップが刷新された。iPhoneライクなiPod touchや、液晶が大型化したiPod nanoばかりに目が行きがちだが、本流のiPod classicも大きく進化を遂げている。とくに、従来モデルより倍増したHDD容量や、一新したユーザーインターフェースなどは要注目だ。

iPod classicとなりインターフェースを一新

 タッチパネルを搭載したiPod touchの登場により、iPodファミリーのラインアップは4つに増加した。それにともない、従来の「iPod」は、「iPod classic」と名称が変更されることになった。

  • iPod classicの本体。フロント部の材質が従来のポリカーボネイトから酸化皮膜処理されたアルミニウムに変更された

 変わったのは名前だけではない。従来は30Gバイト/80Gバイトだった内蔵HDD容量が、80Gバイト/160Gバイトへとほぼ倍増した。また、フロント部の材質がポリカーボネイトから酸化皮膜処理されたアルミニウムに変更された。

 前モデルは表面を少しこすっただけでこまかい傷がついていたが、アルミニウムになったことで傷にはかなり強くなっている。同時に、指紋も目立ちにくくなった。ただし、本体裏面の材質に関しては従来通り。指紋や傷がつきやすいので、気になる人はケースを使用した方がいいだろう。

  • ボディ背面は、従来通り。指紋や傷が目立ちやすいので、気になる人はケースを使ったほうがいいだろう

 なお、HDD容量が増えたにも関わらず、本体の厚みは0.5mmほど薄くなっている。ただし、フルメタルになったためか、重量は逆に約5g増加している。もっとも、持ったときに顕著な差を感じるほどではない。

 今回、ハード面以上に大きな変化があったのが、ユーザーインターフェースだ。メニューの表示画面が2分割され、片側にアルバムのアートワークや写真がアニメーションでランダムに表示されるようになった。

 また、アルバムジャケットを見ながら目的の楽曲を探すことのできるCover Flow機能も実装された。このほか、世界時計やゲームなどの内蔵ソフトもよりグラフィカルなものに進化している。

 ただし、iTunes Storeで販売されていた前モデル用のゲームは、互換性がないためインストールすることができなくなっているので注意したい。

  • 容量が増えたにも関わらず、厚みは従来より0.5mm減っている。しかし、バッテリ持続時間はは約40時間(160Gバイトモデル、音楽再生の場合)に伸びている

  • Dockコネクタは従来モデルと同じで、互換性がある。ただし、アクセサリは一部対応していないものもある

  • メインメニュー画面は左右に2分割され、片側にアルバムジャケットなどが表示されるようになった

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