もう難しいなんて言わせません!「iLife '08」バトンレビュー--第2回iMovie '08編 - (page 6)

礒村 浩一 (Isopy)2007年09月05日 21時19分
Apple
内容:アップルは8月7日、新型iMacとともにマルチメディアアプリケーションソフト「iLife '08」を発表した。大きな進化を遂げたiLife '08を、アップルファンであり、得意分野を持つ3名の執筆陣による3回の連載でお届けする。第2回の今回は、フォトグラファーのISOPYこと礒村浩一氏による「iMovie '08」レビューだ。

ネットワークを活用して楽しさもみんなで共有

 ついにプロジェクトが完成した。さっそくMacの全画面に表示させて見てみよう。プロジェクトライブラリの下にある「フルスクリーン再生」ボタンで再生が始まる。ムービーの仕上がりに満足できたなら、今度はそのムービーをインターネットを利用して公開してみよう。実はこれこそが今回のiMovie'08の大きな進化と言えるものの1つなのだ。

 前バージョンといえるiMovie HDでも「iWeb」などを利用してインターネット上でムービーを公開することは可能であった。だがiMovie'08では直接アップルの有料オンラインサービス「.Mac」のウェブギャラリーや動画共有サービス「YouToube」へ投稿・公開することが可能となっている。また「iTune」への共有メニューが新たに用意されており、これにより「AppleTV」を利用してムービーを高解像度テレビなどで視聴することが可能となっている。

  • iMovieの共有メニューから「iTunes」「YouTube」「.Mac」への共有メニューが用意されている。iMovie HDには用意されていた「iDVD」「iWeb」への共有メニューはない

 反面、iMovie HDにはあった「iDVD」への転送メニューがiMovie'08ではなくなってしまった。だからと言ってDVDムービーに書き出すことができないというわけではないが、アップルの考えるこれからのマルチメディアはDVDなどのメディアに頼るのではなく、ネットワークによって配信されるものになるというメッセージとも受け取れるのだ。

  • .Macのウェブギャラリーに公開する際に表示される画面。ここでアップロードするムービーのサイズを選択する。ウェブギャラリーを見る人が自分のネットワーク環境に合わせて表示サイズを選択できるように、「大」から「極小」までの各サイズを公開しておけば間違いない

  • YouTubeのアカウントを持っていれば、iMovie'08の共有から簡単にムービーを公開できる

  • iMovie'08からでもDVDムービーを作ることは可能だ。共有メニューからメディアブラウザを選択しムービーをレンダリングする。あとはiDVDのメディアブラウザからムービーを選択してDVDムービーを作成すればよい


>>「iLife '08」はどう進化したか?バトンレビュー--第1回iPhoto '08編 はこちらから

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