アクティベーションは「iTunes 7.3」を利用して簡単にできた。われわれのコンピュータはすぐにiPhoneを認識し、アクティベーションシステムが自動的に起動した。手続きの途中で、ウェブサービス「Yahoo Address Book」、「Outlook Express」や「Microsoft Outlook」のアドレス帳と自動で同期させるかどうかをたずねてきた。また、インターネットのブックマークと同期させるかどうかも聞かれたが、前述の通り、Firefoxのブックマークはインポートできない。
AT&Tの顧客サービスとの連携もスムーズで、料金プランの選択や、現在AT&Tの顧客であるかどうかの通知ができた。さらに、現在使用している携帯電話の番号を引き継ぐかどうかも選択できた。全体として、AT&Tの窓口を相手にするよりは快適だった。
心得ておくべきは、アクティベーションを行うまで、iPhoneは高価なペーパーウェイトでしかないということだ。アクティベーション前でも911番への緊急電話は可能だが、音楽再生を含む一切の機能は利用できない。さらに悪いことに、AT&Tとの契約を解約すると、iPhoneは元のペーパーウェイトに逆戻りしてしまう。
仕様によると、iPhoneの充電式電池の最大持続時間は、通話が8時間、音楽再生が24時間、ビデオ再生が7時間、インターネット使用が6時間、待ち受けが250時間(約10.4日)となっている。手元のiPhoneでWi-Fi機能をオフにしてテストしたところ、約7時間20分の通話が可能だった。Wi-Fi機能をオンにした場合は、通話時間が4時間短くなった。ところが、ビデオ再生では公称値より長い7時間半を達成した。その他の持続時間についても、テストの結果がわかり次第お届けする。
ここで留意しておくべきは、1つの機能だけを連続して何時間も使用することなど、実際にはめったにないという点だ。機能を切り替えて使用すれば、電池の持続時間も大きく変わるだろう。iPhoneで採用しているような大型のカラーディスプレイは、一般に電力を大量に消費するため、おそらくは2日に1度のペースで充電が必要となるはずだ。米邦通信委員会(FCC)によると、デジタル通信方式を採用したiPhoneのSAR値(Specific Absorption Rate、人体頭部に吸収される電波の平均エネルギー量を表す比吸収率)は0.974W/Kgだという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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