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Windowsユーザーにはなじみが薄いかもしれないが、現在では事実上のMacOS標準ブラウザとなりつつある、アップル謹製のWebブラウザSafariもVersion 1.3から2.0にメジャーアップデートを果たした。体感のレンダリングスピードも以前のバージョンより大幅に向上し、それに加えいくつかの新機能が追加された。
今回のSafariの目玉となる新機能はやはりRSSへの対応だ。ライバルのFirefoxをはじめとして、MicrosoftのIEまでもRSS対応が噂され、猫もしゃくしもRSSといった感があるが、ついにSafariでもRSS読み込み機能が実装された。だが、その実装の仕方はSafariらしい独自の実装方法だ。
Safariでは、RSSに対応しているWebサイトではアドレスバーの横に「RSS」のアイコンが表示され、これをクリックすることでRSSを表示する画面に移行し、もう一度押すことでもとのWebの画面に戻る。まさにサイトの表と裏を瞬時に行き来するような感覚だ。エフェクト付きの切り替えは非常にクールかつ、スピーディで、今までのブラウザ付属のRSSリーダーのような無骨さはない。表示のスタイルもRSSを読み込み、スタイルシートでレンダリングしているだけなのだが、中途半端なデザインを行ったサイトよりよほど美しく、また整然としている。
なお、ほかにも今回のSafariではWebページのアーカイブ保存が付き、表示しているページを画像ごと保存することが可能になった。今までもSafariのAPI部分を担当するWebkitではアーカイブ保存機能がサポートされていたため、有志制作のプラグインソフトを導入することで利用できたが、今回からSafariでも標準機能としてサポートされた。ただ、惜しむらくはSafariでしか開けないファイル構造で保存されてしまうため、Windowsなどと両刀使いの筆者にとっては使用機会が限定されてしまうのが、やむをえないこととはいえ残念だ。
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