登録した単語を通知センターから呼び出して貼り付けられる「クリップリー」

 「クリップリー」は、クリップボードにコピーしたテキストを格納し、通知センターから呼び出して貼り付けられるようにするアプリだ。顔文字や定型文、メールアドレス、IDパスワードなどを登録する機能も用意されており、どんな画面を表示していても通知センターからすばやく呼び出してコピペできる。

 利用にあたっては、まずはアプリを起動して初期設定を行う。カテゴリは「クリップボード」「お気に入り」「顔文字」「定型文」「メール」「ID・パスワード」の6つに分かれており、それぞれをタブで切り替えられる。これらに任意の単語を登録しておくことで、通知センターから呼び出せる。

  • 複数のカテゴリごとに単語を登録して利用する。この「顔文字」については最初から複数の顔文字集が登録されている

  • タップするとクリップボードにコピーされるので、ほかのアプリに貼り付けて使う

  • この「クリップボード」カテゴリのみ手動登録ではなく、クリップボードにコピーしたテキストが自動的に取り込まれる仕組み

 このうち「クリップボード」のみ、他のアプリでコピーしたテキストが自動的に格納される仕組みになっている。その他のカテゴリは自分で入力する必要があるが、「顔文字」についてはあらかじめ顔文字集が登録されており、そのまま利用できる。複数行の登録にも対応しているほか、見られたくない単語を伏字にするプライバシー機能や、各単語を判別しやすくするためにタイトルをつける機能もある。

 登録した単語を呼び出してコピーする方法は2通り。ひとつはこのアプリ上で単語を表示し、アイコンをタップする方法。もうひとつは冒頭でも紹介した、iPhoneの通知センターから呼び出す方法だ。通知センター上でもカテゴリの切り替えは可能で、タップすることでクリップボードへとコピーされる。通知センターであれば、どんなアプリを起動していても画面を上から下へとスワイプすることですばやく呼び出せるので、わざわざアプリを切り替える必要もなく便利だ。

  • 定型文を登録しておくのが本アプリの主な用途になるだろう。複数行の登録にも対応している

  • 見られたくない単語を伏字にするパスワード機能はアプリ内課金を行うことで利用できる

  • 単語の登録画面。カテゴリを選んで登録する。各単語にタイトルを付けて見分けやすくすることもできる

  • カテゴリは既定の6つのみで増やすことはできない

  • 単語は通知センターからも呼び出せる。通知センター上でカテゴリーを切り替えて単語を探せるが、試した限りでは1カテゴリあたり最大7行しか表示できないようだ

  • タップするとクリップボードにコピーされる

 なお無料版にはクリップの登録件数の制限や広告などの制限があり、480円のアプリ内課金でこれらを一括解除できるほか、前述のプライバシー機能も利用できるようになる。したがって実質的に有料アプリという扱いになるが、通知センター経由でコピペできるという便利さはピカイチであり、iPhoneでのテキスト入力を効率化したい人にはおすすめだ。

>>クリップリーのダウンロードはこちらから

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