iPhoneを本格的な騒音計に変身させるアプリ「Sound Level Analyzer Lite」

 「Sound Level Analyzer Lite」は、iPhoneの内蔵マイクを利用して周囲の騒音を測定できるアプリだ。本アプリをiPhoneに導入することにより、本格的な補正機能を備えた騒音計として、身の回りのさまざまな音の大きさを手軽に測定できるようになる。


起動するとメイン画面が表示される。画面下部の三角マークをタップ

 使い方は、アプリを起動したのち、下段の三角マークをタップするだけ。約20秒かけて測定が実行され、結果が表示される。以前に紹介した同コンセプトのアプリ「騒音計測メーター」は平均値だけを表示する仕様だったが、本アプリは最大値と最小値、および平均値を、それぞれ下一桁まで表示してくれる。測定中は音量の変化が一目で分かる色つきのバーも表示されるので、直感的に分かりやすい。

 測定値の表示はほとんど遅延もなく、リアルタイムといっていい精度で表示される。あまりにも表示の変化が早すぎて瞬間的な値を見逃してしまい困るという場合は、レスポンスを「slow」に設定すればよい。また一般的な騒音計の多くに搭載されている周波数補正特性についても、A/C/Zの3つから切り替えられるので、一般的な騒音を測る場合はA特性、音響測定ではC特性、とくに補正が必要なければZ特性と、用途に応じて切り替えることができる。このほか個別のキャリブレーション機能も有しているので、ほかの騒音計と比べて値がずれる場合は、手動で補正することもできる。

 アプリは英語表示だが、使い方がシンプルなため、前述の周波数補正特性などの意味だけ知っておけば、とくに問題なく利用できるはずだ。測定終了時に通知が出ないため、測定が完了したことにやや気づきにくいこと、またデータを保存する機能や共有機能がないのはややネックだが、有料版ではタイムスタンプやロケーション情報の表示、さらには計測時間の20秒制限がなくなるといった追加機能もあるので、気に入ったらそちらを購入するとよいだろう。

  • 約20秒にわたって測定が行われる。上段には騒音レベルがリアルタイム表示される。中央が平均値、下段が最小値と最大値

  • 測定終了。平均値、最小値、最大値それぞれの確定値が表示された。書き出し機能を持たないため必要に応じてスクリーンショットを撮っておくとよい

  • 上段では反応の速さや周波数補正特性が選べるほか、手動でキャリブレーション値を入力できる

>>Sound Level Analyzer Liteのダウンロードはこちらから

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