Reeder 2は、RSSフィードを読むためのアプリだ。FeedlyやFeedbinといった外部のサービスと同期できるほか、Reeder 2自身にRSSフィードを登録し、アプリ内で情報を更新して読むこともできる。Evernote、Pocket、Bufferといった多くの共有サービスと連携させて、簡単に記事を共有したり保存したりすることが可能だ。また、設定項目が豊富で、自分好みにカスタマイズしやすいのも特徴だ。
フィードを読むためには、最初にアカウントを登録する必要がある(アカウントは複数登録可能)。Feedlyなどのサービスを利用する場合はサービス名を選択し、IDとパスワードでログインする。外部サービスを利用する利点は、フィードがサーバ上にあるため、複数のデバイス間で同じ情報源からのニュースを読めることだ。
一方、Reeder単体でフィードを読む場合は、同期ができないためデバイスに依存してニュースを読むことになるが、外部サービスの更新スケジュールやメンテナンスなどに左右されないのは利点と言えるだろう。購読しているRSSフィードは、OPML形式でエクスポートできるので、外部のサービスを利用したいと思ったら、フィードをエクスポートして目的のサービスでインポートするだけでよい。
RSSフィードは、フォルダごとに管理できる。購読しているフィードが多くなると、テーマごとにフォルダで分類した方が情報を把握しやすいので、フォルダ機能が使えるのは便利だ。また、記事タイトルを右または左にスワイプしたときのアクションを自分で設定できるのも特筆すべき点だ。既読/未読の切り替え、スターを付ける、Pocketに送るなど、よく行う操作をスワイプで実行するように設定しておけば、片手で操作することも可能だ。
スワイプの設定も含め、あらゆる設定は、Accounts画面の歯車アイコンをタップすると表示されるSettings画面で行う。スワイプの設定やブラウザ設定など、アプリ全体に関わる設定は、アカウントごとの動作とは別にSettings内のGeneral画面で行う。この設定画面の入れ子状態が、少々わかりにくいかもしれない。
大量のRSSフィードを、効率よく読むための工夫が随所に施されているのがReeder 2の良いところだが、洗練されたデザインを強調するあまり、日時などの一部の文字色が非常に薄いために、光の具合によっては読みにくいことがあるのが難点だ。また、執筆時点では、記事を下までスクロールできないというバグがあるようで、ときどき、記事の途中までしか表示されないことがある(内蔵ブラウザで元のサイトを開くことはできる)。しかし、多少のバグがあるとはいえ、スワイプ操作で記事を処理しやすい上、連携サービスが多くて記事の保存と共有が簡単なReeder 2は、日々の情報収集の強い味方となってくれるだろう。
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