日本語ウェブページを読み上げるiPhoneアプリ--「Webりーだー」

 「Webりーだー」は、指定のウェブページを音声で読み上げてくれるアプリだ。男女の違いなど7種類の合成音声が搭載されており、ウェブページを指定するだけで日本語による読み上げを行ってくれるので、ポッドキャスト的にウェブページを楽しむことができる。

  • ホーム画面。さまざまなウェブページを読み込むためのインデックスが並んでおり、さながらリンク集といったところ。お気に入りおよび再生履歴からウェブページを呼び出すこともできる

 アプリを起動すると、さながらリンク集のように、カテゴリ分けされたさまざまなウェブページや検索エンジンが表示される。ユーザは読み上げたいウェブページを探してアプリ内ブラウザで表示させ、続いてツールバー上の再生ボタンを押す。するとページ内の解析が行われ、指定の音声で読み上げが行われる。至ってシンプルな操作性だ。

 ウェブページをそのまま読み上げるという仕様上、メニューなど不要な箇所まで読み上げてしまったり、正しくない順序で読み上げることもあるが、段落をタップすればその位置の読み上げが行われるので、脱線した際の修正は比較的容易だ。ただし読み上げに合わせて画面がオートスクロールしてくれるわけではないので、常に読み上げている箇所が画面に表示されるなどのオプションはほしいところだ。

 読み上げている途中で音声の種類を変更することもできるほか、読み上げ中に画面をさわって停止しないよう誤操作防止モードを備えるなど、細かい配慮も目立つ。またURLやハッシュタグ、2ちゃんねるの日付やIDを省略して読み上げるモードなど、ページの内容に応じて便利に使えるオプションも備えるが、一方でWikipediaでは折りたたまれたセクションが展開できず、具体的にどこを読んでいるか目視で確認できなかったりと、ページによって向き不向きは少なからずある。

 以上のようにページによってはうまく利用できない場合もあるのだが、音声エンジンを自力で組み込んだりといった複雑な準備がいらず、アプリをダウンロードしてウェブページを読み込めばすぐに日本語による読み上げが始められる手軽さは魅力だ。個人的にはオートスクロールと、再生速度の変更機能の搭載を望みたい。

  • 読み上げの音声の種類はプリセットされた7種類から選べる。実用的なのは「女性」「男性」のいずれかだろう

  • アプリ内ブラウザでウェブページを表示した例。下段の再生ボタンをタップすると、ページ内のテキストの解析が始まり、完了すると読み上げがスタートする。解析は短いページだと数秒程度、Wikipediaなど長いページだと数分かかる場合もある

  • 読み上げが行われているところ。現在読み上げられている段落はオレンジ色で表示される。オートスクロールはしない

  • クリップボード内のテキストを読み上げる機能も備える

  • 読み上げ中に画面をさわって停止しないよう誤操作防止モードを備える。再生を続行したままiPhoneをポケットに入れるといった場合に活用できる

>>Webりーだーのダウンロードはこちらから

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