iPad/iPhoneで高画質の地デジ放送が見られる「デジタルTVチューナー」

 「SoftBank SELECTION デジタルTVチューナー」は、地デジ放送をiPad/iPhoneで受信するためのTVチューナだ。家庭のアンテナ線から受信した地デジ/BS/CS放送を、無線LANを経由してiPhone/iPadに飛ばし、視聴できるようにする製品だ。

  • 本体はおよそ15×15cm。Mac miniとほぼ同じ、CDよりはひとまわり大きいサイズ

 本製品の最大の特徴は、受信できる放送がワンセグではなく「地デジ」そのものということだ。ワンセグの解像度と比較した場合、その画質の差は一目瞭然。とくに画面サイズが大きいiPadで比較すると、クオリティのあまりの違いに驚くほどだ。

 番組を無線LANで転送するという仕組みは「VULKANO FLOW」や「Slingbox」と似ているが、これらの製品は別のチューナ機器で受信した放送をコンポジットケーブルなどで機器に入力し、そこから転送するため、元ソースに比べて画質はどうしても劣化する。また、リモコンにチャンネル設定を学習させるのも煩雑だ。本製品はチューナを内蔵しており、地デジ/BS/CS放送を直接受信して転送することから、画質のクオリティは段違いに高い。また、チャンネルもiPad/iPhoneのアプリ側で切り替えるため、リモコン設定が不要なのもよい。

  • iPad 2との比較

 設置方法は、家庭内のアンテナ線に本製品を接続したのち、LANケーブルで家庭内のハブに接続するだけ。iPad/iPhoneにはあらかじめ専用アプリ「デジタルTV」をインストールしておけば、あとはワンセグのチャンネル設定を行うのと同程度の作業で、地デジ/BS/CS放送を楽しめるようになる。説明書をほとんど読まなくてもできてしまうレベルで、難易度はきわめて低い。初心者でも問題なく設定できるだろう。

 チャンネルの変更は、プルダウンメニューを表示してチャンネル一覧から選択するか、あるいはワンセグでおなじみのフリックによる切り替えのどちらかで行う。チャンネルの切り替え後に表示されるまでに15~20秒ほどかかるためザッピングには不向きだが、まあ地デジということで致し方ないだろう。チャンネルが決まってからの視聴においては、操作であまり不便を感じることはない。

  • 同梱品一覧。ACアダプタのほか、LANケーブル、アンテナケーブルが付属

  • 本体上面にステータスLEDを備える。動作状況を確認できるのはここだけ

  • 背面にはmini B-CASカードが装着されている

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]