Androidアプリレビュー

交通費精算に便利、SUICAなどの利用履歴を書き出せるAndroidアプリ3選

 Androidスマホに搭載されているNFC機能と対応アプリを使えば、SUICAやPASMOなど交通系ICカードの使用履歴を取得することができる。わざわざ駅に出向いて端末で読み取らなくても、スマホをかざすだけで残高がチェックできるほか、最近の利用履歴の一覧を見ることもできるので、不審な利用がないかを確認するのも簡単だ。

 こうした交通系ICカード読み取りのためのアプリは数多くリリースされているが、なかでもビジネスシーンで重宝するのが、利用履歴をCSVなどで書き出せる機能を持ったアプリだ。この機能さえあれば、交通費の精算作業でわざわざ明細を転記しなくても済むようになるほか、中小の事業者であれば確定申告における交通費明細として利用できるなど、活用の幅は広がる。今回はこうした、交通系ICカードの利用履歴を書き出す機能を持ったアプリを3つ紹介する。

◇「iTrain Reader

 「iTrain Reader」は、CSVで書き出せる項目の細かさが特徴。具体的には、カードID、レコードID、端末種、処理、日付、会社、路線、駅、支払額、残額、地区と数多く、また期間指定にも対応する。表示できるのは出金履歴のみで、チャージの履歴は一行の明細としては表示されないほか、バスの乗車記録や物販にも非対応である点に注意。対応する交通系ICカードは本稿執筆時点でSuicaとPASMOのみ。


「iTrain Reader」

◇「ICカードリーダー ~Suica 残高チェッカー~

 「ICカードリーダー」は、残高、路線、駅、利用金額、利用後残高、チャージ金額をCSVで出力できる。物販の履歴表示にも対応しており、項目の種類によって見出しの色が変わるので画面上でも見分けやすい。将来的にはCSVのカスタマイズ機能も搭載予定としている。対応する交通系ICカードは本稿執筆時点でSuica、PASMO、TOICA、Kitaca、manaca、ICOCA、SUGOCAなど。


「ICカードリーダー ~Suica 残高チェッカー~」

◇「ICカードリーダー by マネーフォワード

 「ICカードリーダー by マネーフォワード」は、CSVでの書き出しに加えて、アプリ提供元が運営する「マネーフォワード」への直接送信も可能。マネーフォワードに送信した履歴は1件ずつ明細として取り込まれるので入力の手間が省ける。チャージ履歴はもちろん、物販の明細についても表示できるが、残高は1件ごとにではなく最終残高のみ表示される。対応する交通系ICカードは本稿執筆時点で25種類と多い。


「ICカードリーダー by マネーフォワード」

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