別データ領域によってスマホのプライベート情報を保護するアプリ「Vault-Hide」

アプリ名:Vault-Hide SMS ,Pics & Videos(Ver.3.8.00.22)
金額:無料(2013年7月3日時点)
カテゴリ:ビジネス
開発:NQ Mobile Security (NYSE:NQ)
使用端末:LYNX 3D SH-03C
おすすめ度:★★★☆☆

 極めてプライベートなデバイスであるスマートフォンには、プライベートな写真やメッセージのやり取りなど、人には見せたくない情報が多く保存されている。そうした情報を容易に見られないためには、スクリーンロックをかけておけばある程度安心だが、絶対に解除されないとは限らない。より万全を期してプライベート情報を保護したいなら、「Vault-Hide SMS ,Pics & Videos」を使ってみるといいだろう。

  • 「Vault-Hide SMS ,Pics & Videos」を使えば、画像や連絡先などさまざまな情報を独自の領域に隠すことができる

 Vault-Hideは、単に端末内に保存されているデータを隠すのではない。スマートフォン内に、通常のデータ領域とは別にVault-Hide専用の領域を作成し、そこにプライベートなデータを保存しておくことにより、プライバシーを保護するというもの。標準のデータ領域とは別に保存されるので、通常の方法ではデータを見ることができない上、このアプリを起動するには、あらかじめ登録したパスコードを入力する必要がある。それゆえスクリーンロックと併用することで、一層プライベートなデータを見られにくくなるのだ。

 Vault-Hideに登録できるのは、画像とビデオ、SMS、連絡先、そしてFacebookのメッセージの5つ。前の4つは、本体内のデータを直接登録して隠すことが可能で、Facebookのメッセージに関しても、Facebookのアカウントを登録することで簡単に対応できる。データ登録に面倒な手間が必要なく、手軽に登録できるのも大きなメリットといえるだろう。ちなみにVault-Hideに登録した連絡先からの通話や、届いたSMSなどは、自動的にValut-Hide内に保存する仕組みとなっている。連絡先さえ登録しておけば、手間をかけることなくプライベートな連絡を隠しておけるのも、大きなメリットといえるだろう。

 さらに有料のプレミアムサービスを契約しておけば、アプリのアイコン自体を隠す「ステルスモード」や、誤ったパスワードが入力された時にアラームを鳴らしたり、フロントカメラで顔写真を撮ったりする「侵入アラート」などの機能が利用できるようになる。

 またプレミアムサービスに入るともう1つ、「Valut Online」というサービスも利用可能になる。これは、Vault-Hideに保存してあるデータを、5Gバイトまでクラウド上にバックアップできるもの。Vault-Hideに登録された連絡先などは、Googleのサービスと同期できなくなる。だがValut Onlineにサインインしておけば、クラウド上に保存したデータをバックアップしておくことが可能になるので安心だ。より本格的に活用したいと思ったら、ぜひプレミアムサービスの契約をお勧めしたい。

  • 起動時には事前に登録したパスコードを入力する必要があり、簡単に中身を見ることはできない

  • Vault-Hideへのデータの移行も、本体内のデータを直接インポートできるので簡単だ

  • 連絡先に登録した電話番号の通話履歴やSMSのメッセージを、自動的にアプリ内に取り込むことが可能。プライバシー保護を実現する上でも便利な機能だ

  • アプリアイコンを画面上から消す「ステルスモード」などを活用するには、有料のプレミアムサービスの契約が必要になる

  • プレミアムサービスに契約していれば、クラウドにバックアップを取ることができる「Valut Online」の利用も可能だ

>>「Vault-Hide」のダウンロードはこちらから

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