さまざまな形のメモを一元的に管理できる「OneNote Mobile」

アプリ名:OneNote Mobile(Ver.14.0.5602.3000)
金額:無料(2013年3月27日時点)
カテゴリ:仕事効率化
開発:Microsoft Corporation
使用端末:LYNX 3D SH-03C
おすすめ度:★★★☆☆

 ちょっとしたテキストから、写真、手描きの図や文字など、さまざまな形のメモを一元的に管理できる、マイクロソフトの「OneNote」。Microsoft Officeのツールの1つとして同梱されていることも多いので、知っている、あるいは使ったことがあるという人も多いのではないだろうか。

「OneNote Mobile」を使うと、テキストや画像などのメモをSkyDrive上に保存できる
「OneNote Mobile」を使うと、テキストや画像などのメモをSkyDrive上に保存できる

 そのOneNoteを、スマートフォンからも活用できるようにするのが「OneNote Mobile」だ。これは、マイクロソフトが提供する純正のOneNoteアプリで、同じくマイクロソフトのクラウドサービス「SkyDrive」と連携することで、クラウド上にメモを保存し、管理できるのが特徴だ。

 OneNote Mobileを利用するにはSkyDriveが必須となるため、あらかじめMicrosoftアカウントを取得し、サインインしておく必要がある。だが一度サインインした後は、ノートブックとセクション、ページといったOneNoteでおなじみの概念を用いてメモを作成したり、閲覧したりできる。ページ作成時、単にテキストを記述していくだけでなく、箇条書きができたり、チェックボックスを用いてToDoの機能を持たせたりできるなど、通常のメモツールと比べ機能が充実しているというのはOneNoteならでは。もちろんメモに写真を挿入することも可能だ。

 そしてOneNote Mobileの最大の特徴となるのは、パソコン版のOneNoteとSkyDrive経由で同期ができることだろう。あらかじめパソコン版のOneNoteで、同じMicrosoftアカウントを用いてサインインしておけば、スマートフォンとパソコンとでメモの内容を簡単に同期できるようになる。ただしスマートフォンで、パソコン側でメモした内容を閲覧する場合、レイアウトが大きく変化するほか、手描きのメモなど表示自体ができないものもあるので、双方で閲覧できるメモを作成する場合は注意が必要だろう。

 いくつかの制約はあるものの、普段OneNoteを使っているなら、パソコンとスマートフォンとで、同じ環境でメモの活用ができるというのは大きな魅力だ。もちろん、OneNote Mobile単体も、クラウドメモとしては充実した機能を備えており、活用しがいがあるアプリといえるだろう。ただし無料で作成できるノートは最大500件までであり、それ以上のノートを作成したい場合はアップグレード版の購入が必要となる点には注意されたい。

  • SkyDriveを利用するため、利用にはMicrosoftアカウントでのサインインが必要となる

  • スマートフォン上でページを作成し、メモをとることも可能。テキストだけでなく、箇条書きやチェックボックス、そして画像を用いたメモができる

  • スマートフォン上だけでなく、パソコンのOneNoteとSkyDriveを経由して同期することも可能。スマートフォンで作成したノートをパソコンのOneNoteで見ることもできる

  • ただしパソコンでノートを作成する時は注意が必要。例えば手描きの図などが混在したノートを作成したとする

  • その図をスマートフォン上で表示しようとすると、手描きの図は丸ごとカットされてしまう。扱う素材に気を配りながらノートを作成する必要があるだろう

  • ノートの同期はWi-Fi接続のみに限定するなどの設定も可能。またOneNote Mobileの機能をフルに活かすには、有料版の購入が必要となる

>>「OneNote Mobile」のダウンロードはこちらから

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