クリップボードの履歴を残す「aNdClip クリップボード拡張」

アプリ名:aNdClip クリップボード拡張
金額:298円(2012年7月10日時点)
カテゴリ:ツール
開発:amazing-create
使用端末:Xperia acro HD IS12S
おすすめ度:★★★★★

 「aNdClip クリップボード拡張」は、Android端末のクリップボードを監視してテキストデータを取り込み、再利用を容易にするアプリだ。定型文を登録してすばやく呼び出す機能もあり、メールの作成やフォーム入力の際に威力を発揮する。

呼び出しはAndroidの通知領域から行う
呼び出しはAndroidの通知領域から行う

 このアプリはさまざまな機能を持っているが、利用頻度が高いのは「クリップボード拡張」と「定型文登録」の2つだろう。まず前者は、クリップボードを常時監視して本アプリにテキストデータを取り込み、語句の再利用を容易にする機能だ。Androidの通知領域から本アプリを呼び出すとテキストデータの履歴が表示されるので、タップして再度クリップボードにコピーすることで、メールやドキュメントへの貼り付けが行える。ちなみに履歴は最大300件まで保存できる。

 後者は、挨拶文や住所、氏名、電話番号など、繰り返し利用することの多いテキストデータを登録しておき、必要に応じて呼び出す機能。件数が増えると古いものから順次消えて行くクリップボード拡張機能と違い、こちらは利用頻度が高い語句をカテゴリごとに格納しておくイメージだ。改行を含むテキストも保存しておけるので、メールのテンプレートをまるごと登録することも可能だ。

 このほか、アドレス帳内の名前やメールアドレスを個別に貼り付ける機能や、ブックマークを貼り付ける機能、アプリ名やGoogle Playへのリンクをコピーする機能なども備えている。これらの機能は設定画面から個々にオンオフが可能なので、不要な機能をオフにしてタブをすっきりさせておくことができる。その他の設定項目もかなり細かく、自分が使いやすいようにカスタマイズできる。アプリ自体の更新も頻繁で、Androidユーザであれば定番として使いたいアプリのひとつだ。

 なお本アプリは無料版と有料版があり、有料版は広告表示がなくなるほか前述の「ブックマーク」「アプリ」などの機能が利用できる。またこの有料版と同等の機能を持ったアプリがauの「auスマートパス」に登録されているので、auユーザーはこちらを利用するのもよいだろう。

  • 機能ごとに複数のタブに分かれている。これはクリップボードの履歴タブ。3秒~1分の間隔でクリップボードを監視し、テキストデータを自動的に取り込んでくれる。ソート順は時系列のみ

  • 履歴をタップして表示されるメニューから「コピー」を選択するとクリップボードにコピーされる

  • そのまま別のアプリに切り替えてペーストすることでテキストデータを貼り付けられる。メール作成やフォーム入力の効率化に役立つはずだ

  • 履歴内の語句を定型文に登録することも可能

  • これは定型文タブ。よく使う語句をカテゴリ別に登録しておくとよい

  • 定型文は改行も認識するので、メールのテンプレートなども登録しておける

  • 定型文データはAESで暗号化されているが、必要に応じてフォルダごとパスワード保護をかけておくこともできる

  • これは連絡先タブ。名前やメールアドレス、電話番号を個別にコピーできる

  • 有料版で利用できるブックマーク機能。標準ブラウザのブックマークを読み込み、タイトルやURLを個別にコピーできる。このほか有料版では、インストール済みアプリ名やパスをコピーする機能もある

  • 同じく有料版限定の、日時を指定フォーマットでコピーする機能。時系列で出来事を記録する際に日時を挿入するなど、工夫次第でさまざまな用途に活用できそうだ

  • 設定画面。常駐させて利用するアプリだが、軽量なこともあり実際に使っていてもとくに動作が重くなったり、バッテリーを消費する感はない。気になるようなら巡回間隔を長めにしておくとよいだろう

  • 無料版では一部の機能がグレーアウトしており利用できない

>>「aNdClip クリップボード拡張」のダウンロードはこちらから

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