東日本大震災に起因する電力不足により、計画停電が実施されてきたが、東京電力は先日、今後の計画停電は原則実施しないことを発表した。政府もまた、産業界や家庭の節電への取り組みが続くことを前提に、夏の計画停電も原則として実施しない意向を示している。
こうした状況では、必要以上の電力使用を避けるほか、日常的に使っている製品を消費電力の低いものと取り換えたり、使用方法を調節したりすることも重要になる。できるところから手を付けていくことが大切だ。
例えば、PCなど電子機器の買い換えを考えている人は、これを機にエネルギー効率のことを考えて選択肢を検討してみるのもいいかもしれない。その際に役立てることのできる方法をここでまとめている。
少し古い記事になるが、シャットダウンするか休止状態にしてもかまわないPCの電源を入れたままにしておくことで、エネルギーが無駄になっていることが調査結果で明らかにされている。夜間はPCの電源を切るよう奨励しなければ、資金とエネルギーの無駄遣いはなくならないという。職場や家庭でPCを使用しないときには、できるだけ電源をオフにすることで電力を節約できるだろう。また、OSによっては電源設定の集中管理に対応しているものもあり、システム管理者はこうした選択肢も改めて検討してみてはどうだろうか。
また、Microsoftは先日、ブラウザ市場の主要製品を実地的な使用方法でテストした上で、同社ブラウザの新版「Internet Explorer 9」(IE9)を最もエネルギー効率が良いブラウザであると結論づけている。こうした製品に乗り換えることでも、わずかではあるかもしれないが、電力消費を抑えることができる。
◇PCの節電に役立つ情報とアイデア
エコなコンピュータを目指す5つのティップス--あなたのPCを地球に優しく
「夜間のPC電源オンはエネルギーの無駄遣い」--英国で年間2億1700万ドルに相当
IE9は最も節電できるブラウザ--マイクロソフトが調査
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